輸出 2018 7 8

 「地域振興 2018 7 8」で取り上げた、
「ARROZ」という日本酒がアメリカの個人に売れたと仮定して、
輸出(International shipping)は、どうするかを考えてみましょう。
 さて、どうやって発送するか。
私がインターネットで調べたことを書きますので、
間違っている部分があるかと思いますが、
何らかのヒントや突破口になると思います。
 アメリカの個人に発送するには、
「EMS(国際スピード郵便)」を使います。
 普通は、税関で通関手続きが必要ですが、
EMSを使えば、日本の国際郵便局が、
通関手続きを代行してくれます。
 EMS伝票は、大きな郵便局にはあるはずです。
EMS伝票は、税関告知書やインボイスを兼ねています。
 記入は、英語となりますが、
簡単な英語なので、大丈夫でしょう。
「FROM(依頼主)」に発送者の住所・氏名を書き、
「TO(届け先)」に送付先の住所・氏名を書くのです。
「国名 Country」には、
相手先である「United States of America」と書きます。
 「内容品の詳細な記載」には、
本当に正確かつ詳細に英語で書く必要があります。
 ここで戸惑うかもしれませんが、
今は、「Google翻訳」などが品名を翻訳してくれます。
 次に、「HSコード(HS tariff number)」が戸惑うかもしれません。
これは、「輸出統計品目表」のことで、
「財務省貿易統計」というサイトから調べることができます。
清酒ですから、「2206.00 200」でしょうか。
 ただし、アルコール類は、規制があり、
アルコール度数は、24度以下のものしか送れません。
 EMSは航空便ですので、発送できないものが多々あります。
発送できないものは、事前に調べておく必要があります。
 そのほかにも記入するところはありますが、
インターネットで記入例を探せばわかると思います。
 日本と海外で違うところは、送料です。
日本では、送料と言えば、純粋に送料のみですが、
海外では、荷造りの費用まで含めて送料となる国が多いでしょう。
 日本郵便(国際郵便)のホームページには、
法人コンサルティングサービスがあります。
また、法人向けの訪問サービスもあります。
 問題は、アメリカの個人に日本酒を販売したところで、
どうやって、売上代金を回収するか。
 これは、「PayPal」を使います。
「PayPal」は、アメリカだけでなく、国際的に普及しています。
「PayPal」は、クレジットカードを使った決済システムです。
 日本にも「PayPal」はあります。
「PayPal」日本法人に問い合わせをする必要があります。
 以上、私がインターネットにある情報をかき集めて書いたものですので、
間違っているところが多いかもしれません。
 やはり、日本郵便(国際郵便)の、
法人コンサルティングサービスに相談したほうがよいでしょう。
また、「PayPal」日本法人にも相談してください。
 そのほかに頼りになるところは、日本貿易振興機構(ジェトロ)です。
ここは、中小企業の相談に乗ってくれるでしょう。
 日本は、世界最速で進む少子高齢化で、市場は縮小していきます。
中小企業も、国内市場だけでは食べていけなくなります。
海外市場へ活路を求めるべきです。
 中小企業のホームページには、よく英語版がありますが、
単にホームページを英語にして自己満足している企業が多いです。
せっかく英語にしたのですから、国際発送や国際決済にも取り組んでください。
 「気分は国際化」だけでは、ダメです。
もう一歩頑張りましょう。

































































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